世界中で人気を集めるポーカーは、5枚のカードを使って以下の10種類の役を作り出すカードゲームです。
役の強さにはランクがあり、強い役を作ることで勝利のチャンスが大きく高まります。そのため、ポーカーを楽しむには、役の種類や強さの順番をしっかり覚えておくことがとっても重要!
この記事では、初心者の方でも理解しやすいように早見表を使いながら、ポーカーの役について強い順で解説していきます。
ポーカーの役の強さを組み合わせと確率を合わせて紹介
それでは、ポーカーの役の強さを確率とともに紹介していきます!
ここでは、テキサスホールデムのようにコミュニティカードを使用してプレイするポーカーゲームを例に挙げ、ジョーカーを除いた52枚のカードを使用する場合を前提としています。
役の強さ1位: ロイヤルストレートフラッシュ
ポーカーの役の中で最強とされているのが「ロイヤルストレートフラッシュ」です!
この役は、同じスート (♥・♦・♣・♠) で、数字が「10・J・Q・K・A」と順番に揃った場合に成立します。
なお、日本ではロイヤルストレートフラッシュと呼ばれることが一般的ですが、海外では「ロイヤルフラッシュ (Royal Flash) 」という名称で知られています。
組み合わせ
ロイヤルストレートフラッシュの条件は、同じスートで「10・J・Q・K・A」の組み合わせを作ることです。
例えば、同じスートで数字の連番を「9・10・J・Q・K」で組み合わせてもロイヤルストレートフラッシュとはなりません。この場合は後ほどご紹介するストレートフラッシュになります!
条件がとても厳しいため、ポーカーの役の中で最も組み合わせるのが難しい役です。
組み合わせ数
ロイヤルストレートフラッシュの条件を満たすのは、以下の4通りのみです。
- スペード: A♠・K♠・Q♠・J♠・10♠
- ハート: A♥・K♥・Q♥・J♥・10♥
- ダイヤ: A♦・K♦・Q♦・J♦・10♦
- クラブ: A♣・K♣・Q♣・J♣・10♣
確率
ポーカーで使う52枚のカード (ジョーカーを除く) から、5枚を選ぶ全組み合わせは数学的に2,598,960通り存在します。その中でロイヤルストレートフラッシュが出現する確率を計算すると、わずか【4/2,598,960=約0.00015%】!
この確率を日常で例えるのは難しいですが、ほぼあり得ないと言っても過言ではないほど、奇跡的な組み合わせです♪
ロイヤルストレートフラッシュ同士の強弱のルール
基本的にポーカーは数字の強さで強弱が決まりますが、ロイヤルストレートフラッシュの場合は数字の組み合わせが決まっているため、ロイヤルストレートフラッシュ同士の勝敗は引き分けとなります。
ロイヤルストレートフラッシュ同士を拝める確率が非常に低いため、この勝負を見られた方は、まさに歴史に残る瞬間と言えるでしょう!
また、1デッキ52枚のカードを使ってプレイされるオンラインポーカーのテキサスホールデムでは、プレイヤーと相手 (ディーラー) の両方がロイヤルストレートフラッシュを揃えることはありません。
役の強さ2位: ストレートフラッシュ
「ストレートフラッシュ」は、9♠・8♠・7♠・6♠・5♠のように、同じスートで連続した数字のカードが5枚揃った役のことです!
ポーカーの役の中でも2番目に強い役となり、ロイヤルストレートフラッシュに次いで揃えるのが難しい役でもあります。
組み合わせ
ストレートフラッシュは、ロイヤルストレートフラッシュと異なり、数字の決まりがありません。同じスートかつ数字が連番であれば、組み合わせ成功です!
組み合わせ数
数字の組み合わせは以下9種類 (ロイヤルストレートフラッシュの組み合わせを除く) です。
- A・2・3・4・5
- 2・3・4・5・6
- 3・4・5・6・7
- 4・5・6・7・8
- 5・6・7・8・9
- 6・7・8・9・10
- 7・8・9・10・ J
- 8・9・10・ J・Q
- 9・10・J・Q・K
この組み合わせから4種類のスートを掛けると、全部で4×9=36通り存在します!
なお、「K・A・2・3・4」のようにAが連続する数字の一番先頭または最後ではない場合、連続する数字としてカウントされないことにご注意ください!
確率
ストレートフラッシュの組み合わせ数が36通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にストレートフラッシュを引き出せる確率は【36/2,598,960=約0.00139%】!
一般的に、雷に打たれる確率は0.01%と言われているため、ストレートフラッシュが出る確率は雷に打たれる確率よりもずっと低い確率となります!
ストレートフラッシュ同士の強弱のルール
ストレートフラッシュ同士の勝負は、数字の強さで決まります。
以下が例です。
【コミュニティカード】
5♠・6♠・7♠・8♠・9♠ (ストレートフラッシュが完成)
【手札】
プレイヤー1: 10♠・J♠
プレイヤー2: 3♠・4♠
【勝敗】
プレイヤー1: 7♠・8♠・9♠・10♠・J♠
プレイヤー2: 3♠・4♠・5♠・6♠・7♠
この場合、プレイヤー1の一番強いカードは「J」で、プレイヤー2の一番強いカードは「7」です。したがって、この勝敗はプレイヤー1の勝利となります!
役の強さ3位: フォーカード
「フォーカード (別名: フォー・オブ・ア・カインド) 」は、5枚のカードの中から同じ数字のカードを4枚揃える役です!
52枚のカードには同じ数字のカードは4枚しか存在しないため、同じ数字を揃える役の中では最も強い役となります♪
ちなみに、日本ではフォーカードと呼ばれますが、国やルールによっては「クワッズ (Quads) 」とも呼ばれることがあります!
組み合わせ
フォーカードは同じ数字を4枚組み合わせる役のため、数字の指定はなく、どの数字でも成立可能です。
また、ポーカーで使用されるカードの中には同じ数字&スートが存在しないため、同じ数字を組み合わせる役の中で最も強い役となります!
組み合わせ数
フォーカードの組み合わせ数は以下のように計算できます。
【同じ数字のカードを4枚選択】
52枚のカードには13種類の数字があり、スートは4種類となります。
各スートからそれぞれ同じ数字を4枚を揃えることから、13通りの組み合わせとなります。
【残りの1枚を選択】
残りの1枚は、残り48枚のカードの中から選ぶので、48通りです。
【フォーカード全体の組み合わせ数】
13 (数字の数) x 48 (残り1枚の選び方) = 624通りとなります!
確率
フォーカードの組み合わせ数が624通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にストレートフラッシュを引き出せる確率は【36/2,598,960=約0.024%】です!
この確率は、ポーカーを1000回プレイしても2~3回しか出ない超レア役といえるでしょう。
フォーカード同士の強弱のルール
フォーカード同士の勝敗は、数字の強さで決まります。
以下が例です。
【コミュニティカード】
10♠・10♦・9♥・9♠・7♣
【手札】
プレイヤー1: 10♣・10♥
プレイヤー2: 9♣・9♦
【勝敗】
プレイヤー1: 10♣・10♥・10♠・10♦・7♣
プレイヤー2: 9♣・9♦・9♥・9♠・7♣
この場合、プレイヤー1は「10」でフォーカードを成立させ、プレイヤー2は「9」でフォーカードを成立させました。したがって、より強い数字を持っているプレイヤー1の勝利となります!
役の強さ4位: フルハウス
「フルハウス」とは、同じ数字のカード3枚と同じ数字のカード2枚を組み合わせた役です。ポーカーの役の強さの中で4番目に位置し、非常に強い役となります!
また、国によっては、「フルボート (Full Boat) 」、「ボートハウス (Boathouse) 」、または「フルハンド (Full Hand) 」といった別名で呼ばれることもあります。
組み合わせ
フルハウスを成立させるには、同じ数字のカード3枚 (スリーカード) と同じ数字のカード2枚 (ワンペア) を組み合わせる必要があります。
例えば、A♠・A♦・A♥・9♦・9♥などのように、スートの種類は関係ないため、同じ数字を3枚と2枚揃えることを覚えましょう!
組み合わせ数
フルハウスの組み合わせ数は、同じカードを3枚揃えるスリーカードの組み合わせが全体で52通り、同じカードを2枚揃えるワンペアの組み合わせが72通りあると言われています。
したがって、フルハウスの組み合わせ数は全体で52×72=3,744通りとなります!
確率
フルハウスの組み合わせ数が624通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にフルハウスを引き出せる確率は【3,744/2,598,960 =約0.14%】です!
この確率は、コインを10回投げて8回表が出る確率と同じくらいです。このような偏った結果が出るのは、なかなか難しいですよね!
フルハウス同士の強弱のルール
フルハウス同士の勝敗は数字の強さで決まりますが、フルハウスの場合は2パターン考えられます。
以下が例です。
パターン1 –スリーカードの強さ
【コミュニティカード】
K♠ ・K♦・ 7♥・ 7♣・ 2♦
【手札】
プレイヤー1: 7♦・2♥
プレイヤー2: K♣・7♠
【勝敗】
プレイヤー1: 7♦・ 7♥・ 7♣・2♥・ 2♦
プレイヤー2: K♣ ・K♠ ・K♦・7♠・7♥
この場合、プレイヤー1が「7」でスリーカードを成立させ、プレイヤー2が「K」でスリーカードを成立させたため、プレイヤー2の勝利となります。
フルハウスの勝負で重視されるのは、スリーカードの数字の強さです。ワンペアが強い数字でも、スリーカードの強さで劣っている場合は負けとなることを覚えておきましょう!
パターン2-ワンペアの強さ
【コミュニティカード】
K♠・K♥・A♣・2♦・5♥
【手札】
プレイヤー1: K♣・A♥
プレイヤー2: K♦・2♣
【勝敗】
プレイヤー1: K♣・K♠・K♥・A♣・A♥
プレイヤー2: K♦・K♠・K♥・2♦・2♣
このゲームでは、お互いスリーカードを「K」で成立させており、ワンペアで異なる数字を持っています。そうなると、プレイヤー1の「A」の方がプレイヤー2の「2」よりも強いため、プレイヤー1が勝利となります!
役の強さ5位: フラッシュ
「フラッシュ」とは、スート (♠・♦・♥・♣) のいずれか1種類のカードを5枚揃える役のことです。スートさえ揃えれば、数字は関係ないため、初心者でも非常に分かりやすい役と言えるでしょう!
組み合わせ
フラッシュを成立させるには、同じスート5枚を組み合わせる必要があります。
先ほど、数字の組み合わせ方は関係ないと説明しましたが、もし「9♠・10♠・J♠・Q♠・K♠」のように数字も連番になると、この役はフラッシュではなく、ストレートフラッシュとなり、上位の役に分類されます。
この違いはしっかり覚えておきましょう!
組み合わせ数
フラッシュの組み合わせは以下のように計算できます。
【各スート13枚のカードから5枚引く】
ポーカーのフラッシュを成立させるためには、同じスートの5枚のカードを引かなければなりません。スートは4種類あり、それぞれに13枚のカードが存在します。そして、13枚のカードから5枚を選ぶ組み合わせは、13C5=1,287通りとなります!
【スートの数】
スートは4種類あるため、先ほどの1,287通りに4を掛けます。
1,287×4=5,148通り
【フラッシュの全体の組み合わせ】
5,148通りとなりましたが、ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュの数 (合計40) を引きます。
5,148-40=5,108通り
このことから、フラッシュの全体の組み合わせ数は5,108通りです!
確率
フラッシュの組み合わせ数が5,108通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にフラッシュを引き出せる確率は【5,108/2,598,960 =約0.2%】となります!
0.2%の確率は、500回に1回の頻度で起こる出来事となります。そのため、確率的には低いと感じるかもしれませんが、プレイを重ねることで十分に起こり得る確率です♪
フラッシュ同士の強弱のルール
フラッシュ同士の勝敗は数字の強さで決まり、スートは影響されません。
以下が例です。
【コミュニティカード】
2♠・4♠・7♠・10♦・J♠
【手札】
プレイヤー1: K♠・9♠
プレイヤー2: Q♠・6♠
【勝敗】
プレイヤー1: 2♠・4♠・9♠・K♠・J♠
プレイヤー2: 4♠・6♠・7♠・Q♠・10♦
この場合、プレイヤー1はフラッシュの中で最も強いカードが「K」であり、プレイヤー2は「Q」となるため、プレイヤー1の勝利となります!
役の強さ6位: ストレート
「ストレート」とは、数字が連続して揃う役のことです。例えば、「2・3・4・5・6」のように、スートに関係なく揃えることができます。そのため、難易度はそれほど高くはありません!
組み合わせ
ストレートを成立させるには、数字を5枚連続で揃える必要があります。数字が連番で組み合わさるのは、以下の10通りです!
- A・2・3・4・5
- 2・3・4・5・6
- 3・4・5・6・7
- 4・5・6・7・8
- 5・6・7・8・9
- 6・7・8・9・10
- 7・8・9・10・ J
- 8・9・10・ J・Q
- 9・10・J・Q・K
- 10・J・Q・K・A
なお、Aが一番前または一番後ろにこない並びはストレートとして成立しないことに注意してください! 【例: J・Q・K・A・2】
また、ストレートと似た役にストレートフラッシュがありますが、ストレートフラッシュは数字が連続することに加えて、同じスートを揃えなければならないため、非常に難易度が高い役です。
一方で、ストレートはスートに影響されないため、比較的引きやすい役となっています♪
組み合わせ数
ストレートの組み合わせは以下のように計算できます。
【数字の組み合わせ】
先ほど説明した通り、数字の組み合わせ10通りとなります。
【スートの組み合わせ】
5枚のカードはそれぞれスートが異なる可能性があるので、各カードに対してスートを選ぶ必要があります。スートは4種類あるため、1枚のカードには4通りの選択肢があります!
そのため、5枚のカードそれぞれにスートを選ぶための組み合わせ数は、4 × 4 × 4 × 4 × 4 = 1,024通りです。
【ストレート全体の組み合わせ数】
このことから、数字とスートの組み合わせに対して、10×1,024=10,240通りとなります。ここから、ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュの組み合わせ数 (合計40通り) を除くため、ストレートの組み合わせ数は10,240-40=10,200通りです!
確率
ストレートの組み合わせ数が10,200通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にストレートを引き出せる確率は【10,200/2,598,960 =約0.39%】となります!
ロイヤルストレートフラッシュやストレートフラッシュといった、同じような役と比べると、確率が一気に高くなっていますね♪
ストレート同士の強弱のルール
同士の勝敗は数字の強さで決まり、スートは影響されません。
以下が例です。
【コミュニティカード】
5♠・6♠・7♣・8♦・9♠
【手札】
プレイヤー1: 3♣・4♠
プレイヤー2: 10♠・J♠
【勝敗】
プレイヤー1: 3♣・4♠・5♠・6♠・7♣
プレイヤー2: 7♣・8♦・9♠・10・J♠
この場合、プレイヤー2はストレートの中で最も強いカードが「J」であり、プレイヤー1は「7」となるため、プレイヤー2の勝利となります!
役の強さ7位: スリーカード
「スリーカード」とは、同じ数字のカードを3枚揃えた役です。と呼ばれていますが、海外では「スリー・オブ・ア・カインド」と呼ばれることが多いため、少し注意が必要です!
組み合わせ
スリーカードを成立させるには、同じ数字のカードを3枚揃える必要があります。
この場合、スートの種類は関係ありません。
また、スリーカードと似た役には、同じ数字を4枚組み合わせるフォーカードや、同じ数字を2枚組み合わせるツーペア、そしてワンペアがあります。ポーカー初心者の方は、これらを混同しないように注意しましょう!
組み合わせ数
スリーカードの組み合わせ数は以下のように計算できます。
【スリーカードの数字】
13種類のランクから1つ選び、そのランクで3枚同じカードを作る方法は4通りあります。
13×4=52通り
【残り2枚のカード選び】
- 4枚目のカード: 48枚
- 5枚目のカード: 44枚
残りの2枚のカードを選ぶ方法は、48×44÷2 = 1,056通りです。
【スリーカードの全体の組み合わせ数】
スリーカードの組み合わせ数と残りの2枚の組み合わせ数を掛け合わせると、
52×1,056 = 54,912通りとなります!
確率
スリーカードの組み合わせ数が54,912通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にスリーカードを引き出せる確率は【54,912/2,598,960 =約2.1%】です!
ここでついに確率が1%超えましたね! スリーカードはポーカーの役の中でも比較的よく見かける役なので、ぜひ覚えておきましょう♪
スリーカード同士の強弱のルール
スリーカード同士の勝敗は数字の強さで決まり、スートは影響されませんが、スリーカードの場合は2パターン考えられます。
以下が例です。
パターン1 –スリーカードの強さ
【コミュニティカード】
3♦・3♠・7♣・7♠・J♦
【手札】
プレイヤー1: 3♣・8♦
プレイヤー2: 7♥・5♠
【勝敗】
プレイヤー1: 3♣・3♦・3♠・7♠・J♦
プレイヤー2: 7♣・7♠・7♥・5♠・J♦
この場合、プレイヤー2はスリーカードの中で最も強いカードが「7」であり、プレイヤー1は「3」となるため、プレイヤー2の勝利となります!
パターン2 –キッカーの強さ
【コミュニティカード】
3♦・3♠・3♣・7♠・J♦
【手札】
プレイヤー1: A♣・8♦
プレイヤー2: 6♥・5♠
【勝敗】
プレイヤー1: 3♦・3♠・3♣+キッカー (A♣・J♦・8♦・7♠)
プレイヤー2: 3♦・3♠・3♣+キッカー (J♦・7♠・6♥・5♠)
この場合、両者とも同じ数字「3」でスリーカードを組み合わせています。もしスリーカードとも同じ数字になった場合、勝敗を決めるのはキッカー (カードのどのコンビネーションにも属さないカード) です!
プレイヤー1のキッカーが「A」と、プレイヤー2のキッカー「J」よりも強い数字を持っているため、プレイヤー1の勝利となります!
役の強さ8位: ツーペア
「ツーペア」とは、同じ数字のカードを2組揃えた役のことです。ワンペアから派生しやすい役であり、ポーカーの役の中でも比較的揃えやすい一方で、適度な強さを持つ役として位置づけられています!
組み合わせ
ツーペアを成立させるには、同じ数字のカード2枚を2組揃える必要があります。この場合、スートの種類は関係ありません。
また、同じ数字2枚ともう1組で3枚の同じ数字を揃えることができれば、上位の役であるフルハウスが完成します!
組み合わせ数
ツーペアの組み合わせ数は以下のように計算できます。
【数字の組み合わせ】
13種類のランクから被らないように2つの数字を選ぶには858通りあります。
【スートの組み合わせ】
スート4種類に対して、数字が被らないようにツーペアを作るには6通りx2あります。そして、5枚のうち残りの1枚 (キッカー) は4通りの選択肢があります。
スートの合計の組み合わせ: 6x6x4=144通り
【ツーペアの全体の組み合わせ数】
数字の組み合わせ数とスートの組み合わせ数を合計すると、ツーペア全体の組み合わせ数は858×144=123,552通りとなります!
確率
ツーペアの組み合わせ数が123,552通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にツーペアを引き出せる確率は【123,552/2,598,960 =約4.8%】となります!
ツーペア同士の強弱のルール
ツーペア同士の勝敗も数字の強さで決まりますが、ツーペアの場合は2パターン考えられます。
パターン1 –ツーペアの強さ
【コミュニティカード】
7♦・4♠・K♣・2♥・9♠
【手札】
プレイヤー1: K♦・9♥
プレイヤー2: 7♣・2♠
【勝敗】
プレイヤー1: K♦・K♣・9♥・9♠+キッカー (7♦・4♠・2♥)
プレイヤー2: 7♦・7♣・2♥・2♠+キッカー (K♣・9♠・4♠)
この場合、プレイヤー1のツーペアは「K」、プレイヤー2が「7」となり、より強い数字との組み合わせに成功したプレイヤー1の勝利となります!
パターン2 –キッカーの強さ
【コミュニティカード】
K♠・K♥・10♦・10♣・3♠ (ツーペアが成立)
【手札】
プレイヤー1: A♦・2♣
プレイヤー2: Q♣・4♥
【勝敗】
プレイヤー1: K♠・K♥・10♦・10♣+キッカー (A♦・3♠・2♣)
プレイヤー2: K♠・K♥・10♦・10♣+キッカー (Q♣・4♥・2♣)
この場合、両者とも同じ数字でツーペアを組み合わせています。同じツーペアになった場合、勝敗を決めるのはキッカーの強さ!
プレイヤー1のキッカーが「A」、プレイヤー2のキッカーが「Q」となるため、この勝負はプレイヤー1の勝利となります!
役の強さ9位: ワンペア
「ワンペア」とは、同じ数字のカード2枚を1組揃えた役です。ポーカーにおいて、役を組み合わせる中では最も弱い部類に入りますが、その分頻出度が高い役でもあります!
組み合わせ
ワンペアを成立させるには、同じ数字のカード2枚を1組揃える必要があります。この役ではスートの種類は関係ありません。
同じ数字のカードを2枚組み合わせるだけで成立するため、非常に多くの組み合わせが可能な役と言えます!
組み合わせ数
ワンペアの組み合わせ数は以下のように計算できます。
【数字の組み合わせ】
13種類のランクから被らないように1つの数字を選びます。
【スートの組み合わせ】
数字を選んだあと、その数字の中からスートを選ぶ方法が6種類あります。
【残り3枚を選択】
ペアを選んだあと、残りの3枚を以下のように選びます。
- 3枚目のカード: 48枚
- 4枚目のカード: 44枚
- 5枚目のカード: 40枚
【ワンペアの全体の組み合わせ数】
数字の組み合わせ数、スートの組み合わせ数、残りの3枚を合計すると、ワンペア全体の組み合わせ数は13x6x48x44x40÷6 (上位の役が成立しないような組み合わせ) =1,098,240通りとなります!
確率
ワンペアの組み合わせ数が1,098,240通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にワンペアを引き出せる可能性は
【1,098,240/2,598,960 =約42%】です!
役の強さ8位であるツーペアの確率が約4.8%だったのに対して、ワンペアの確率は42%にもなります。これは、2回挑戦すれば大体1回は引ける計算です。ポーカーをプレイしていれば頻繁に見かけるでしょう!
ワンペア同士の強弱のルール
ワンペア同士の勝敗も数字の強さで決まりますが、ワンペアの場合は2パターン考えられます。
パターン1 –ワンペアの強さ
【コミュニティカード】
9♠・J♦・5♣・7♥・3♦
【手札】
プレイヤー1: 9♦・K♣
プレイヤー2: 7♠・A♠
【勝敗】
プレイヤー1: 9♠・9♦+キッカー (K♣・J♦・7♥・5♣・3♦)
プレイヤー2: 7♠・7♥+キッカー(A♠・J♦・9♠・5♣・3♦)
この場合、プレイヤー1のワンペアが「9」、プレイヤー2が「7」となり、より強い数字を持つプレイヤー1の勝利となります!
パターン2 –キッカーの強さ
【コミュニティカード】
K♠・K♥・5♦・8♣・2♠ (ワンペアが成立)
【手札】
プレイヤー1: J♣・6♦
プレイヤー2: A♥・9♠
【勝敗】
プレイヤー1: K♠・K♥+キッカー (J♣・6♦・8♣・5♦・2♠)
プレイヤー2: K♠・K♥+キッカー (A♥・9♠・8♣・5♦・2♠)
この場合、両者とも同じ数字でワンペアを組み合わせています。もしワンペアが同じ数字になった場合、キッカーで勝敗を決めます。
プレイヤー1のキッカーが「J」、プレイヤー2のキッカーが「A」となり、より強い数字を持つプレイヤー2の勝利となります!
役の強さ10位: ハイカード
「ハイカード」とは、カードの組み合わせが成立しなかった場合の役を指します。数字やスートが揃わないため、ポーカーの中で最も弱い役とされています。 ハイカードでも勝てる可能性はありますが、状況によってはフォールド (ゲームを降りること) を選択する判断も重要です!
組み合わせ
ハイカードは、何も役が成立していない手札のことを指します。同じ数字が揃ったり、スートが5枚揃った場合、それは上位の役となるため、ハイカードには該当しません!
組み合わせ数
何も役が揃わないハイカードの組み合わせ数は、5枚を選ぶ全組み合わせ2,598,960通りから、ロイヤルストレートフラッシュ~ワンペアの役の組み合わせ数を合計した数を差し引くことで、1,302,540通りとなります。
確率
ハイカードの組み合わせ数が1,302,540通りあることから、ジョーカーを除く52枚のカードから5枚を選んだ際にハイカードを引き出せる確率は【1,302,540/2,598,960 =約50%】となります!
これは、2回のうち1回はハイカードになる計算です。できれば上位の役を成立させたいですが、ハイカードになった場合はその場の状況をよく判断して、ゲームを進めていきましょう!
ハイカード同士の強弱のルール
ハイカード同士の勝敗は、数字の強さで決まります。
【コミュニティカード】
3♠・7♦・9♥・J♣・K♠ (ペアなし、ストレートやフラッシュの可能性もなし)
【手札】
プレイヤー1: Q♦・10♣
プレイヤー2: 9♠・8♠
【勝敗】
プレイヤー1: Q♦・10♣+キッカー (K♠・Q♦・J♣・10♣・9♥・7♦・3♠)
プレイヤー2: 9♠・8♠+キッカー (K♠・J♣・9♥・9♠・8♠・7♦・3♠)
この場合、コミュニティカードにある「K」が最も強い数字です。そのため、次に強い数字「Q」を持っているプレイヤー1が勝利となります!
ポーカーの役の覚え方
ポーカー初心者にとって、10種類の役とそれぞれの組み合わせを一度に覚えるのは大変かもしれません。しかし、オンラインカジノのビデオポーカーでは、ソフトウェア対戦形式となるため、自分のペースでプレイできます!
この記事を見ながらポーカーの役を確認し、少しずつアクションを取っていくことができます。 プレイを繰り返していけば、自然と役を覚えられるため、オンラインカジノのポーカーは練習にぴったり♪
また、ゲームによっては自動で手札の役を判断して教えてくれる機能が搭載されていることもあるので、役を覚えきれていなくても気負わずに挑戦できます!
そして、ビデオポーカーでポーカーの役を覚えたら、次はライブポーカーで本物のディーラーと対戦!
オンラインカジノのライブポーカーも対戦相手はディーラーのみとなるため、他のプレイヤーを気にせずに集中してプレイできます。
臨場感あふれるスタジオで、程よい緊張感を感じながらポーカーを楽しんでください★
なお、ポーカーのルールがあいまいな方は、まずはポーカーのルールを理解しておくことをおすすめします。こちらのポーカーのルールを読んで、ゲームの流れをしっかりマスターしましょう!
まとめ
ベラジョンカジノがポーカーの役の強さや確率について詳しくご紹介しました!
ポーカー初心者にとって役を一度に覚えるのは大変ですが、オンラインカジノのポーカーで実際にプレイしながら経験を積んでいくことで、自然と覚えられるはずです。まずはリラックスして、楽しみながらプレイしてみてください♪
ポーカーの役に関するよくある質問
最後に、ポーカーの役に関するよくある質問をまとめました。プレイ前の参考にしてください♪
ポーカーで一番強い役はなんですか?
ポーカーの役で最も強力な役は、「10・J・Q・K・A」の数字と同じスートを組み合わせた「ロイヤルストレートフラッシュ」です。成立する確率は約0.00015%で、出現した場合はまさに奇跡と言えるでしょう!
ポーカーで一番弱い役は何ですか?
ポーカーで最も弱い役は、カードの組み合わせが成立しなかった「ハイカード」です。ハイカードが出る確率は約50%と非常に高く、頻繁に見かける役となります!
ポーカーの役の強さの順番は?
強い順に並べると、ロイヤルストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、ツーペア、ハイカードです!
ポーカーの役にファイブカードはありますか?
ファイブカードは同じ数字の4枚とワイルドカード (ジョーカー) を組み合わせた役ですが、ジョーカーが使用されないポーカールールでは成立しません。ポーカーによってルールが異なる場合もあるため、詳しくは該当のポーカーのルールをご確認ください。
同じ役同士で勝敗を決めるときの基準はありますか?
同じ役同士で勝敗を決める際は、役を構成するカードの強さを比較します。それでも同じ強さの場合は、「キッカー」と呼ばれる残りのカードの数字を比較して勝者が決まります!
この記事を書いた人

田中将太
オンラインカジノに特化した日本語と英語のバイリンガルコンテンツライターです。サンフランシスコ州立大学でクリエイティブ・ライティングを専攻し、精緻なストーリーテリングと高品質なライティングで読者を魅了します。