マーチンゲール法は、オンラインカジノの攻略法として特に有名な方法の1つです。
実際に試したことがなくても、その名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この方法は、「負けたゲームの次から、勝つまで賭け金を倍にしていく」というシンプルな賭け方が特徴です。
利益が出やすいと言われる一方で、賭け金が倍々に増える仕組みのため、負けが続いた場合にはリスクが急激に高まるという大きな欠点もあります。そのため、この手法には賛否が分かれるのが実情です。
そこで今回は、マーチンゲール法についての基本情報から、リスクを軽減するために重要な損切りタイミングや注意点についてご紹介します
マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法は、一定のルールに基づいてギャンブルの賭け方や進め方を決めるシステムベッティングの一種です。
具体的には、「負けたゲームの次から、勝つまで賭け金を2倍にし続ける」というシンプルな方法を指します。
この方法の理論は、敗北時に賭け金を倍々に増やすことで、勝利時の配当がこれまでの損失を上回り、1回で負け分を取り戻しやすいという点に基づいています。
「損失を取り戻しやすい」という特性から「必ず勝てる」と誤解されることもありますが、連敗が続くと賭け金が膨大に膨らむリスクがあるため、十分注意が必要です!
マーチンゲール法のリスクや注意点については、後ほど詳しく解説します。
ココモ法との違いは?
マーチンゲール法とココモ法は、どちらもシステムベッティングの一種ですが、その特徴と運用方法には明確な違いがあります。
まず、マーチンゲール法は、負けるたびに賭け金を2倍にしていくシンプルな手法で、勝率が2倍のゲーム (例えばルーレットの赤黒) に適しています。この方法の大きな特徴は、1回の勝利でそれまでの損失をすべて取り戻せる点です。しかし、連敗が続くと賭け金が急激に膨れ上がり、リスクが非常に高まるため、資金管理が重要です。
一方、ココモ法は、主に3倍配当のゲーム (例: ルーレットのコラムベット、ダズンベット) に適した手法です。この方法では、負けるたびに「前回とその前の賭け金の合計」を次の賭け金とするため、賭け金の増加ペースが緩やかで、連敗時のリスクを抑えることができます。ただし、マーチンゲール法に比べると即効性は低いと言えます。
どちらの手法も効果的な場面はありますが、長期的に使用するには損失リスクが伴うため、慎重な運用が求められるでしょう
マーチンゲール法の利点
マーチンゲール法の主な利点は以下の通りです。
- 賭け方がシンプル
最初に設定した賭け金を勝つまで2倍にしていくだけのため、特別な技術や複雑な計算は不要です。簡単な掛け算で実践できるため、初心者でも取り組みやすい手法と言えます。
- 1度の勝利で利益が見込める
負ける度に賭け金が増える仕組みのため、1回の勝利でこれまでの損失を取り戻しやすい特徴があります。ただし、この特性がデメリット (賭け金の膨張) につながる点には注意が必要です。 - 対応するゲームが多い
マーチンゲール法は、勝率が約50%のゲームで使用できるため、バカラやシックボー、ルーレットなど、幅広いゲームで活用可能です。ココモ法のように特定の配当倍率に限定されない点もメリットです。
マーチンゲール法の欠点
マーチンゲール法には、以下のようなデメリットがあります。
- ある程度の資金が必要
負けが続くたびに賭け金を2倍にするため、最初の賭け金が少額でも連敗すると賭け金が急激に膨れ上がります。その結果、資金が尽きてしまうリスクが高まります。 - ゲームの賭け上限に注意
各ゲームには賭け金の上限が設定されている場合が多く、連敗が続くと上限に達してしまい、損失を取り戻せないまま終了してしまう可能性があります。 - 勝利時は利益が見込めない
マーチンゲール法は、連敗を取り戻すための方法であり、勝利が続いている場合にはその効果が発揮されにくい特徴があります。つまり、勝利が連続する場面では利益があまり増えない点がデメリットと言えます。
マーチンゲール法は、これらのリスクを十分に理解することが重要です。
マーチンゲール法を使ってオンラインカジノで勝てる?
マーチンゲール法は、理論上では勝てると言われています。
しかし、ギャンブルは運に左右されるため、100%勝てる保証はありません。連敗が続けば賭け金が膨れ上がり、資金不足やテーブルの最大賭け額に達するリスクがあります。さらに、限られた予算では実際に効果を発揮しづらいため、十分な資金管理と冷静な判断が求められます。理論的には有効でも、現実的には勝てないこともあり、毎回勝利するは難しいと言えるでしょう!
マーチンゲール法の実践法の際の手順
マーチンゲール法について学んだところで、実際にどのように進めるか手順を確認してみましょう。
以下が基本的な流れです。
- 最初の賭け金を決める
- 負けた場合、次のゲームで賭け金を2倍にする
- さらに負けた場合、再度賭け金を2倍にする
- 勝利したら最初の賭け金に戻る
この流れを「損切りのタイミング」まで繰り返すのがマーチンゲール法の基本です。
次に、2倍配当のゲームでプレイした場合のシミュレーションを見ていきましょう!
マーチンゲール法のシミュレーション
マーチンゲール法を実際にプレイした場合の流れは以下の通りです。
【マーチンゲール法の流れ パターン1】
※配当2倍のゲームでプレイし、5回目に勝利した例
ゲームラウンド | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
賭け額 | $2 | $4 | $8 | $16 | $32 |
結果 | 負け | 負け | 負け | 負け | 勝ち |
収益 | -$2 | -$6 | -$14 | -$30 | $2 |
【純利益を計算】
- 賭け額の合計: 2 + 4 + 8 + 16 + 32 = $62
- 純利益: $64 (5回目の賭け金$32で得た勝利金) – $62 (合計の賭け額) = $2
この場合、最初に$2から賭けをスタートし、5回目で勝利することで最終的に+$2の利益を得ることができます。
【マーチンゲール法の流れ パターン2】
※配当2倍のゲームでプレイし、5回目連続で負けた例
ゲームラウンド | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
賭け額 | $2 | $4 | $8 | $16 | $32 |
結果 | 負け | 負け | 負け | 負け | 負け |
収益 | -$2 | -$6 | -$14 | -$30 | -$62 |
【純利益を計算】
- 賭け額の合計: 2 + 4 + 8 + 16 + 32 = $62
この場合、$2から賭けをスタートし、5回目まで連敗した結果、$62の損失となりました。
勝利した場合は利益を出せますが、連敗した場合は損失が大きくなるのがお分かりいただけると思います。
「1回勝利すれば利益を出せるが、連敗すると賭け額が急激に増加する」
これがマーチンゲール法の特徴であり、賛否両論を生む理由です。連敗が続くと賭け金が膨れ上がり、リスクが高まることを理解しておくことが重要です。
マーチンゲール法のポイント
マーチンゲール法の理論とシミュレーションを理解した後は、実際の環境や状況に応じたプレイについて考えてみましょう!
効果が出にくいゲームや、負け続けているのにプレイを続けてしまうことは、マーチンゲール法で大きな損失を招く可能性が高いです。したがって、以下のポイントをおさえておきましょう。
ポイント1: 損切りのタイミング
損切りとは、これ以上の損失を避けるために、負けが続いても途中でプレイを断念することです。
マーチンゲール法は他の攻略法と同様に、100%勝てる方法ではありません。したがって、損失を受け入れる覚悟を持ち、損切りのタイミングを事前に決めておくことは、資金を守るために非常に重要なプロセスです。
損切りのタイミングの目安として、以下の点を参考にしてください。
- 賭け額の上限金額
- プレイするゲーム数
- ロス金額の上限
マーチンゲール法では、1度の勝利で損失を取り戻せる点に注目しがちですが、勝ちに執着しすぎると現在の損失が見えにくくなることがあります。利益と損失のバランスを意識してプレイすることが、長期的には重要です!
ポイント2: マーチンゲール法が適用されるゲームを選ぶ
マーチンゲール法は、すべてのゲームに適用できるわけではなく、適用可能なゲームを選ぶ必要があります。以下は、マーチンゲール法が使用できると言われているゲームの一覧です。ただし、ゲームによっては、マーチンゲール法の効果がそれほど大きくない場合もあるため、注意が必要です。
【勝率約50%・配当2倍】
- ルーレット (奇数偶数、赤黒、ハイロー)
- ブラックジャック
- バカラ (タイは含まない)
- シックボー (配当2倍のベットだけ)
マーチンゲール法が適用できるゲームは、配当が2倍なら理論上利益が出るようになっています。しかし、特に相性が良いと言われているのが「独立事象」が成り立つゲームです。
独自事象に当てはまるゲーム
独立事象とは、前回の結果が次回の結果に影響を与えないゲームを指します。これに該当する代表的なゲームが「ルーレット」です。
ルーレットでは、毎回ディーラーがボールをホイールに投げるため、ゲームごとの結果は完全にランダムです。また、奇数偶数、赤黒、ハイローなどの賭けで配当2倍の勝率がほぼ50%となり、ゲームの結果がどちらであっても勝率に影響を与えません。つまり、過去のゲーム結果が次に起こる結果に関係なく、独立しているため、マーチンゲール法を適用するのに最適なゲームと言われています
独立事象に当てはまらないゲーム
一方で、独立事象に当てはまらないゲームも存在します。代表的なゲームが「ブラックジャック」です。
ブラックジャックでは、プレイに使われるカードの枚数が決まっており、ラウンドが進むにつれて残りのカード数が変動します。そのため、カードの組み合わせや状況が次のラウンドに影響を与えることになります。例えば、特定のカードがすでに使われている場合、残りのカードの組み合わせに影響し、次のゲームの結果に予測できる要素が増えます。このように、カードの状態が次のゲームに影響を与えるため、ブラックジャックは独立事象には当てはまりません。
マーチンゲール法の注意点
最後に、マーチンゲール法の注意点についてご紹介します。
メリットだけを鵜呑みにせず、リスクを理解して、冷静かつ健康的なプレイを心がけましょう。
<h3>連敗すると賭け額が増え続ける</h3>
マーチンゲール法では、負けるたびに賭け金を2倍にする必要があります。 そのため、「負けが続くほど賭け金が増えていく」仕組みになっています。
例えば、$5から賭けをスタートした場合、5連敗すると賭け金は$80以上に達します。同様に、$10から始めた場合、5連敗すると賭け金は$160を超えることになります。
このように賭け金が膨れ上がる前に「見切り」をつけてゲームを中断することが、リスクを抑えるための重要な判断となります。 過信せず、冷静に自分のゲームプレイを見極めながら、楽しむことが大切です。
必ずテーブルの最大賭け額を確認
先ほどもお伝えした通り、マーチンゲール法は、勝つまで賭け金を増やし続ける手法です。 しかし、現実的には途中で賭け金が上限に達してしまう可能性があります。そのため、事前にゲームのルールや賭け金の制限を確認し、十分に理解しておくことが重要です。
ボーナスの最大賭け額を確認
オンラインカジノのボーナスを利用してマーチンゲール法をプレイする際は、最大賭け額に十分注意する必要があります。
多くのオンラインカジノでは、ボーナスに対して最大賭け額の制限が設定されています。この制限を超える賭けを行うと、規約違反と見なされ、最悪の場合、アカウント停止のリスクが生じることがあります。
規約をしっかりと確認し、ルールを守って安全にプレイしましょう!
まとめ
システムベッティングの中でも特に有名なマーチンゲール法について詳しくご紹介しました。マーチンゲール法は、勝つまで賭け金を2倍にしていくというシンプルな方法で、1度の勝利で損失を取り戻せるとも言われています。しかし、今回ご紹介したように、賭け金が膨大に膨れ上がるリスクや、100%勝利できる保証がない点についてもしっかりと理解しておくことが重要です。
これで、カジノの知識がさらに深まったことでしょう! それでは、ベラジョンで健康的なギャンブルをお楽しみください!
この記事を書いた人
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田中将太
オンラインカジノに特化した日本語と英語のバイリンガルコンテンツライターです。サンフランシスコ州立大学でクリエイティブ・ライティングを専攻し、精緻なストーリーテリングと高品質なライティングで読者を魅了します。
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